
生活費の住居費に次ぐ、費用で最も大きい費用は食費である。家計調査(家計収支編)令和2年の調査結果によると、4人家族の場合は月87,701円、2人暮らしは月77,264円、そして1人暮らしでも38,426円になる。1食の平均約426円。つまり、ワンコイン(500円)以内の食生活が求められるのだ。
私が大学院生時代に海外の人々の食生活を研究していた際に、各国の貧困層と呼ばれる人々の食を調べていた時に面白いデータがあった。
米国、欧州においてはワンコイン(5ドル程度)で食べられる食生活はハンバーガーや大きなピザ。
日本でのワンコイン(500円程度)は、まさに牛丼なのである。
お気づきだろうか?ワンコインの中で如何にバランスよく食事をするかが問われるのである。バランスよく、そして最も快楽物質を出してくれる食べ物がファーストフードだ。比較的アジアに関しては、炭水化物をメインだが、米と小麦だと、米の方が確実にヘルシーだ。従って欧州よりも日本、アジア諸外国の方が健康的なのである。
ヘルシーにしようと野菜をたくさん食べると食費が高くなる。タンパク質を取ることが次に高くなる。本当の貧困はタンパク質を食べらない、実は収入とタンパク質の摂取量に相関関係がある。
確かに食費を安くするためには、パン、小麦や米を主食をメインに、副菜をちょっとだけにすると食費は抑えられる。これがファストフード的な食事である。近年、日本人の野菜摂取量が増えてきている。これは健康を気にする方が増え、女性中心に意識的に野菜を食べたことが平均値を押し上げている結果だ。しかし、毎日もやしを食べて生活をする訳にはいかない。本当はタンパク質、ビタミン、ミネラルなどバランスよく食べる事が最も大事なのである。
500円から1000円の価格で色々な食材をバランスよく食べられることができる食生活を目指していけるお店がたくさん増えるといいですよね!
それでは、また(^ ^)